兵庫パルプでは、生産工程で発生するエネルギーや廃棄物を循環させ、再びエネルギーとして活用しています。
パルプを製造する工程では、黒液(パルプ 蒸解廃液)が発生します。原料に適さない木屑とともに再利用を図るため、バイオマス発電設備を設置、工場で使用する電力は100%自給し、余剰電力は地域へ供給しています。
こうしたエネルギーリサイクルや省エネルギー活動の推進によって、重油など化石燃料の使用量を低減し、CO2排出を抑制しています。
3号ソーダ回収ボイラー
兵庫パルプは、企業活動や生産活動を通じて廃棄物を排出しないゼロエミッションを推進しています。
パルプ製造においては、排水処理工程から有機汚泥が発生しますが、これを工場内 で脱水・焼却処理し、その焼却灰を委託処理会社により造粒固化され再生盛土材として土地の埋立等に使用されています。
また、チップを蒸解する薬液製造工程から発生する無機汚泥についても脱水処理し、中間処理会社によりセメント原料や製鉄所の転炉用フォーミング抑制剤として処理され再利用しています。
このような取り組みを通じて、廃棄物最終処分量の削減を推進しています。
以上